自分で選ぶ

皆さん、こんにちは!

t-Live駒場本部校塾長の加藤洋一です。

本日は10月29日(金)、いよいよ2日後の31日(日)は総選挙ですね。

選挙にちなんで「選ぶ」というテーマでお話しします。

「自分で選ぶ」ということが、人生を豊かにするための秘訣です。

なぜなら、自分で選ぶということは、選んだことに対して責任が生じるということだからです。だから、それに向き合う真剣さが全然違います。やがて、自分の選択が正しかったのか誤りだったのか、結果と向き合う瞬間がやってきます。選択が正しければ成果を手にして自身の成長を実感できることでしょう。逆に結果が悪ければ後悔するかもしれません。

自分で選んだことが成功へと繋がれば大きな自信となり、より以上を目指して自ら進んで努力するのが当たり前という価値観になってきます。より一層の成長が期待できます。

自分で選んだことによって失敗したのだと後悔し始めると、自分で選ばなければよかったという思いに囚われてしまうことがありますが、そんな思いは潔く切り捨てましょう。

もし自分で選ばず他人に選んでもらったらどうなるのかと想像してみてください。たとえ成功して周りから称賛されたとしても心の底からの自己承認は得られません。もし失敗に終われば他人のせいにして自分で選ぶべきだったと後悔することでしょう。自己肯定感を高めるために他人を批判するようになってしまうと本当に惨めです。自信の無さを努力で補わずに誤魔化し、他人を攻撃することで優位に立とうとするのは恥ずかしくてみっともないことなのです。

このように、たとえ同じ結果であったとしても、自分で選ぶことと、自分以外の誰かに選んでもらうことは自己の成長を考えたときに全く違ってくるのです。

自分で選んで、自分で努力して成果を得る経験を重ねると自己肯定感が強くなります。結果を出しているわけですから、当然、他者からの承認も得ることができます。自己承認と他者承認、この2つが揃って初めて自信がついてくるのです。

まずは勇気をもって選ぶことです。失敗したくなければ自ら動いて情報を集めましょう。それを精査して、最終的に自分で決めるのです。

人生は選択の連続であり、選択したことが人生そのものであるといえます。

食事が健康に直接影響することを否定する人はいませんよね。身体に悪いものを食べ続けたら病気になってしまいます。身体というのは考えたことと食べたものの結果なのです。

ネガティブな言葉を使い続けていれば精神が病んできます。心の健康だって、考えたことと使った言葉の結果なのです。

だから、言葉も、食べ物も、考え方も、生まれつきのものではありませんので、自分で選んでください。そのためにはやはり勉強が必要ですね。

もし判断に迷うときは時間軸を伸ばして考えてみましょう。

例えば、英単語を覚えて語彙力を伸ばしたいと望んでいるとします。でも今はまだそれをするのはちょっと大変だな、と思ったとします。1日2日くらいサボったとしても大きな影響は出ないですよね。でもそれは1日とか2日という時間で比較した場合であって、半年、1年と時間軸を伸ばして考えたら自分の望みを叶えるためにはとても大切な1日であることがわかります。

1日2日のサボりを生む原因は、好き嫌いという感情が優先しています。必要か不要かで考えたら判断が変わってきます。

勉強も同じように考えたいですね。好きか嫌いかではなく、必要か不要かで。

高校生は選挙で投票することはできませんが、政治家や政党が好きか嫌いかではなく、10年20年と時間軸を伸ばして考えたときに、各候補者の主張する政策に対してそれは必要なことなのか、それとも不要なのかを判断できるようになります。ただし、自分で判断するということは、それなりの勉強はもちろん必要ですよね。迷うときはもっと勉強してください。

選ぶことができるというのは実に素晴らしいことです。そこに成長と飛躍のチャンスがあるのですから。

勇気を出して、自分で選んでみましょう!